とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

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12月3日に開催されたNAHAマラソン。自分も出走予定で、この日に向けてランニングや筋トレ等のトレーニングに励んでいた。目指すは完走だが、今までハーフマラソンにすら出たことない自分にとって「半分走れれば十分」だと思っていた。

NAHAマラソン前日、自分は仕事を早めに上がらせてもらい、出走受付へと向かった。だが、実はこの前から少し自分の体調に違和感を感じていたのだ。

自分は厄介なジンクスを持っている。それは「大事な予定の前に体調を崩す」というものだ。
それは、予定の1週間前に起きる時もあるし、前日に起きる時もある。自分は今まで何度かこのジンクスに振り回されてきた。

「なんか…胃がムカムカするな」

腹痛は感じないが、胃の辺りがグルグルしてうっすらと吐き気がある。この日は缶コーヒーとコンビニのウインナーパンしか食べていないので、お腹を壊すようなものを食べた覚えはない。たぶん緊張から来る一時的なものだろう、と楽観視しながら出走受付を済ませ帰路についた。

しかし、家に着いた後も胃の違和感は増すばかりで、食欲も湧かずついには悪寒すら感じる。とりあえずシャワーを浴び、目が覚めたらすべてが元通りになっていることを祈り、この日は早めに床に就いた。

しかし、そう都合よく体調が良くなるはずもなく、気づいた時には猛烈な吐き気で目を覚ました。トイレへ向かうと、明らかにその日食べた量以上に吐いた。というか、この日は朝食しか食べていないのに、いくら吐いても終わることがない。それから数分、胃が引き攣り裏返るような痛さと胃酸の不快感に耐えることになった。

一旦吐いたから楽になるかと思いきや、その後も吐き気が収まることはない。脱水を防ぐために水を飲むものの、水を飲んだら吐き気が強くなるという負のスパイラルに陥っていた。

ようやく吐き気が落ち着き再び眠りにつくことができたが、朝になっても回復することは無く結局NAHAマラソンには参加できなかった。とりあえず、一緒に出走予定だった友人に急いで謝罪の連絡を入れた。快く「お前の分も完走してくる!」と言ってくれた友人には感謝しかない。

出走できていれば最後まで走れなくても敗者になることはできただろうが、自分は”出走”というスタートラインにすら立つことができなかったのである。この日は結局、自分の不運さを呪いながら1日中布団の中で過ごしていた。


だが、正直に言うと今年は出走を決意したのが急だったこともあり、全然NAHAマラソンに向けた対策を行えていなかったと思う。体力作りやハーフマラソンへの出走など、対策を十分に重ねた上で、来年再度チャレンジしてみようと思う。

仕事終わりにビルを出ると、外の気温の低さに驚いた。今日の自分の装備は長袖Yシャツに長ズボン。薄着と思われるかもしれないが、沖縄は最近までまだ暖かかった。さらに、外ではそこそこ風が吹いている。沖縄の冬はこれが厄介で、気温はそこまで低くなくても、冷たい風が一瞬で体温を奪うのだ。

「飲み物でも買って帰ろう」今日は一日中ペットボトルコーヒーしか飲んでいない。自分は寒さに体を強張らせつつコンビニへと向かった。こういう寒い日はコンビニの中がオアシスに感じる。外よりも暖かく、温かい商品も沢山置いている。何を買おうかと迷いながら店内を巡っていると…

気づいたらアイスコーヒーを買って外に立っていた。
なんでやねん。一日中コーヒーしか飲んでないんだから、普通コーヒー以外を買えばいいのに。いや、百歩譲ってコーヒーなのは良しとして、なぜアイスを買っているのだ。数分前の自分に文句が言いたくなる。

こんな凍えそうな中でアイスコーヒーを飲むのはもはや自傷行為だと思う。しかし、慣れというのは怖いもので、気づいたら「う~ん…アイスコーヒーでいっか!」といつもと同じ飲み物を買っていたのだ。

飲み終える頃にはすっかり体は冷え切っており、寒さに耐えきれなくなった自分は駅に向かって走り出していた。走って体を温めるのだ。意外にもこれが効果があり、駅に着く頃には体は温まっていて少し汗ばむ程度だった。

しかし、12月に入ったばかりでこの寒さ、自分はこの冬を乗り越えることができるのだろうか。

前回はコチラ→「オタクがパチンコに行ったお話 Part②」
このシリーズを初めから読む「オタクがパチンコに行ったお話 Part①」


「1円パチンコ!そんなのもあるのか…」
かぐや様のパチンコを設置している店を探していると、店によっては1円のレートで設置している店もあるらしい。

1玉1円なので、勝った時の金額は少ないが長く打ち続けることができる。そして、長く打てればその分当たる確率も上がる。

後日、自分は1円パチンコを置いている店へと向かった。初めての時は入ることすら時間がかかったのに、2度目は迷うことなく店に入った。慣れって怖い。

来た時間が早いからか店内はガラガラで、幸い台も入口近くにあったのですぐに座ることができた。

勝利を目指して、挨拶に5千円札を突っ込んだ。こういう時は資金に余裕がある方が勝てるのだ。

1円だと200円分ずつ玉が排出される。しかも、1回あたりの玉の量が4円の1000円分と同等の量だ(主観)

早速回していると、あることに気づいた。

「あれ、前よりなんか回る?」

これが釘の調整というやつなのだろうか。少なくとも前打った時よりもヘソに入る割合が多い。

これならもしや…と期待を込めて玉を打ち続けるも、結局鳴かず飛ばずで3000円消費してしまった。
長く打てても1/319を引き当てねば大当たりにはならないのだ。 

敗北が頭をよぎる中、4000円目に突入した時、ついに台に変化が訪れた。

突然画面内に早坂が現れ、保留変化が起きたのだ。ラーメン保留が藤原千花へ変わる。もしやこれが金保留というやつだろうか。

リーチになると同時に、見たことのない演出が始まる。

「かぐや様は気づかせたい

かぐや様が初めてネイルをした時のエピソードである。ここで会長が彼女のネイルを褒めれば大当たりだ。

会長「四宮!その爪!か…か…」

「言え!褒めろ!可愛いと言えー!!」
と内心大声で応援していたら

会長「可愛いよ!!!」

言った。言いやがった!
まさか本当に当たるとは思わず一瞬固まってしまったが、それと同時に台がギュイーン!!と聞いたことの無い唸り方をし始め、かぐや様の「好きー!好きー!」コールが始まった。

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初めて引けた大当たりに興奮していると「右打ちにしてください」とアナウンスが流れた。

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ハンドルを思いっきり右に捻ると玉が右端まで飛んでいき、上皿に玉がジャラジャラと流れ始める。

しかし、このまま増えていけば上皿から玉が溢れてしまう。

周囲を見渡してもドル箱はありそうにない。アタフタとしていると「玉を抜いてください」と画面内にテロップが現れた。

せっかく大当たりを引けたのに、このままでは台がエラーを起こしてしまう。だがこのまま台を離れる訳にはいかない。

絶体絶命な状況の中、自分はとあることに気がついた。


オタクがパチンコに行ったお話 Part④に続く…

前回はコチラ→「オタクがパチンコに行ったお話 Part①」

た、玉が、玉が入らねぇ…!!
正しく玉を打てるようになったが、一向に玉がヘソに入らない。パチンコって大体こんなものなのだろうか。

そう思っていると、ようやく1玉がヘソに入った。かぐや様や会長、千花ちゃんの図柄が現れるだけで何も変化がない。

それから何度か玉がヘソに入ったが、キャラの会話があるだけで一向に数字が揃う気配がない。

内心「暇だな〜」と思いつつ玉を打ち続けていると、あっという間に1000円が消滅してしまった。

「これで終わり!?」と思ったが、投資千円ごときで当たるほどパチンコは甘くないのだろう。

「とりあえずもう千円…」と追加で野口英世をサンドへ捧げた。

ドーンだYO!

突然、パチンコ台から千花ちゃんの役物が現れた。どうやら「継続」が起きたらしい。今まで見たことのない台の挙動に胸が高鳴る。

すると、ついに図柄が揃いリーチになった。
「これはもしや行けるのでは?」とドキドキしていたが、結果はハズレだった。

その後はリーチにかかることすらなく2000円目も消し飛んだ。

ここで引き返せばよかったのだが、自分もやはり熱くなりやすいタイプ、気づいた時には躊躇わずに3千円目を投入していた。

「ここで当たらなかったら辞めよう」
そう思いながら回していると、またもやリーチが訪れた。

「はいはい、どうせ当たらないんでしょ」
と半ば諦観していると、突然見たことのない演出が始まった。

石上君がかぐや様から逃げている映像だ。8のリーチなので、1〜6までの数を押しのけて進む石上君。きっとここで8が出せれば大当たり確定なのだろう。

「石上!!頑張れ!!逃げ切れ!!!」
内心、体育祭編以上に石上君を応援していた。しかし、石上君が逃げ切れることはなかった。

それと同時に3000円目も消し炭となってしまった。

時計を見てみると、まだ30分も経っていない。たかが数十分で3000円が消えてしまった。流石にこれ以上は不味いと思い、自分は足早にパチンコ店から脱出した。

空は綺麗な青空だったが、3000円失った自分としては空を綺麗と感じる余裕すらない。結局その日はトボトボと帰路につき、帰り道で食べたラーメンを3000円のラーメンだと思うことで帳尻を合わせた。

しかし、ラーメンを食べながら自分はあることを決意した。

負けたままでは…終われない!!!(フラグ)

オタクがパチンコへ行ったお話 Part③へ続く…

そうだ、パチンコを打ってみよう!(唐突)

最近、自分の好きなアニメ『かぐや様は告らせたい』がパチンコ化したらしく、前々から気になっていたパチンコに行ってみることにした。

実は、自分の家系はパチンカスが多い。
自分自身もUFOキャッチャーで熱くなって数千円溶かすことがあるので、正直不安でしかない。

だが、こういうのは歳を重ねて中年になってハマった方がタチが悪い。どうせハマるなら若い内がいいだろうと自分を正当化しパチンコ店へと向かった。

いざパチンコ店の前に立つと、変な緊張が込み上げてくる。ここから先に進むと取り返しがつかないような気がするのだ。

ドアの前に立っては退いてを繰り返していると、喫煙所で煙草を吸っているおっちゃんが訝しそうに見つめている。

結局それから数十分思い悩んだ挙句、自分はパチンコ店へ足を踏み入れた。

店に入った瞬間、懐かしい香りが充満している。
そう、これは朝から外出して夜遅くに帰ってきた時の親の香りだ。

ちなみに、その外出がパチンコだと知ったのは中学生ぐらいになってからである。

入ってみて驚いたのが意外に店内が明るく清潔感があることだ。自分の中では薄暗いアンダーグラウンド感のある場所だと思っていた。

それに、そこまで音もうるさくなさそう…とノイキャンイヤホンを外してみた。

うるっっっっっっっさ!!!!!!

急いでノイキャンイヤホンを耳に戻した。
どうやらそこまでうるさくないと感じたのはノイキャン機能のお陰のようだ。

さて、自分の今日の目的はかぐや様のパチンコである。2〜3分店内を歩いていると、目的の台を発見することができた。

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Pフィーバーかぐや様は告らせたい

目がチカチカするほどの照明、やけにうるさい効果音、無数に配置された釘、これぞパチンコである。

いざ席に座り、千円札を手に取る。あとはこれを左上のサンド(?)に入れるだけなのだが、お札を入れる手が震えた。

「今ならまだ戻れますよ…」

自分の中の天使が告げている。

「ええい!ままよ!!」

自分は天使のお告げを遮り、野口英世を生贄にした。

すると、無数の銀の玉がジャラジャラと流れてきた。これが野口英世の命の輝き…

とりあえず、ハンドルを回すことは知っていたので、ハンドルを軽く捻ってみた。玉は発射されているが、右端まで飛んでいってしまい、また戻ってくる。おかしいなと思っていると

「左打ちに戻してください!!!!」

突然の爆音が流れた。不意打ちに驚いた上に、近くの席の人が自分を一瞥した。きっと「コイツ初心者だな?」と思われているに違いない。初心者丸出しである。

きっと、自分の打ち方がダメだったのだろう。自分はさらに弱くハンドルを右へ回した。

すると、玉がヘソ目掛けて転がっていく。ついに自分のパチンコデビューが始まったのだ!

オタクがパチンコへ行った話 Part②へ続く…

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