とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

2023年05月

年に数回、友人に誘われてボウリングに行くことがある。
自分はカラオケや映画、食事などは1人で行くことに抵抗がないが、なぜかボウリングだけは1人で行くことができない。

1人でボウリングに行っている人って、めちゃくちゃ上手い人が多いので、自分のようなへたっぴが行くと変な目で見られるのでは?と心配してしまうのだ(被害妄想)

なので、友人からのボウリングの誘いはとてもありがたい。最近も友人数名とボウリングに行って来た。

友人達がスマートなフォームでカーブをかけストライクを連発する中、自分は不格好なフォームでまっすぐ投げることしかできない。

一応、まっすぐ投げることでストライクも何度か取れるのだが、調子がいいのは前半だけでゲーム後半になると精彩を欠きガーター続きになる。

こうなると、ボウリングもboring(退屈)になるのだが、ちょうど友人と行った日には5ゲームもあったので、どうせまっすぐ投げてガーターになるならカーブの練習をしてみようと思い立った。

友人にカーブの投げ方を尋ねると、どうやら彼らは親指だけボールに入れず、中指と薬指だけボールに入れているようだ。

一度真似してみるも、ボールは曲がらずすぐにガーターへと滑り込んでいった。

次に友人のボールの持ち方やフォームを観察し真似してみることにした。
すると、まっすぐ投げたはずのボールは徐々に左へとカーブし始めた。「これはいけるのでは!?」と思ったその時、ボールはピンを目の前にして急カーブし反対側のガーターへと消えて行った。

まさかのボールの動きに驚いたが、初めてカーブを投げられたことが嬉しく、そこからはひたすらカーブを投げ続けた。まぁほとんどガーターだったのだが。

ちなみに、なぜか分からないが、1度だけ完璧なカーブを投げることができストライクを取ることができた。あの時の感覚を覚えられれば良かったのだが、そこからはまたガーター続きだったのでおそらくマグレだったのだろう。

結局、その日は今までで1番低いスコアを叩きだしてしまった。たぶんカーブにこだわらなければもう少しマシなスコアになったと思う。その上、3時間以上ボールを投げ続けた腕と深くかがみこんだ脚は筋肉痛を引き起こしていた。

だが、カーブが投げられるようになると楽しいもので、できるならこの感覚を忘れないうちにもう1度練習に行きたい。近い内に1人ボウリングで練習しに行く予定だ。

Part④はコチラ→「オタクがサブカルバーに行って来たお話④」

楽しい時間はあっという間で、時刻は既に午前4時を過ぎていた。

このお店はなんと朝の7時まで営業しているようで、まだ飲むことができる。

店内の客も自分含め4人前後で、そろそろ帰ろうかとも思ったが、どうせなら始発が出る6時過ぎまでいた方がいいだろうと思い、最後の延長をお願いした。

そこからはキャストさんと会話したり、店内のTVでライブを観たりとゆったり過ごすことができた。今思うと、以前コンカフェに行った時よりも自然に会話できたと思う。

そして、6時半を過ぎた辺りで自分達は店を出ることにした。

深夜0時から6時間以上滞在しているので、会計に震えていたが、金額はなんと1万円。2人なので、1人辺り5千円で済んでいた。正直、これだけ飲み放題とカラオケを楽しんでこの金額は破格だと思う。
 
キャストさんにお礼を告げ店を出ると外の明るさに驚いた。店の中が暗かった分、なんだか違う世界にワープしたような気分だった。

人生の中で1番お酒を飲んだし、テキーラも飲んだ。まともに歩けるかと不安だったが、意外にも酔いは醒めてるし足取りも軽い。

自分はArueさんと一緒に近くのコンビニへ向かい、あさりの味噌汁を買うことにした。二日酔い防止のためらしいが、この飲み明けの味噌汁がめちゃくちゃ美味しい。

アルコール漬けになった内臓と早朝の空気で冷えた体に染み渡った。
23年生きてきたが、人生の中で1番美味しい味噌汁だった。

味噌汁を飲んだ後、自分はArueさんと別れモノレールで帰路に着いた。全然酔ってないと思ったが、電車を降りる時に一瞬足元がぐらついて驚いた。

家に着いたら心地よい疲労と酔った時特有の頭がふわふわした感覚を感じながら、ウトウトと床についた。

1番心配だったのは二日酔いだったが、全然体調は悪くならなかった。たぶん味噌汁の効果だろう。

それにしても、今回も楽しい体験をすることが出来た。連れて行ってくれたArueさんには感謝しかない。

今度は自分も1人でチャレンジしてみようと思う。

Part③はコチラ→「オタクがサブカルバーに行って来たお話③」

先ほどまでカラオケをしていた団体客が退店し、いよいよ自分達にもカラオケのタイミングが回ってきた。お酒を飲みつつ皆どういう曲を歌っているのだろうと様子を窺っていたのだが、特撮系やアニソン、ボカロなどで安心した。

以前のコンカフェと違い、カラオケの音は意外にも大きく誰かが歌っている時は声を大きめにしないと会話ができない。さらに、曲に合いの手を入れる人も多くて、歌う前からけっこう緊張していた。

自分はとりあえず男性曲の中でも自信があり受けやすいであろう「DANDAN心魅かれてく」を入れた。曲が始まると一緒に歌ってくれる人もいて安心したが、ここで異常事態が起きた。

ZENZEN(全然)音程が合わない…!?

いつものキーに合わせているはずなのに、リズムと音程が全然合わないのだ。普段のカラオケと違い音程バーも無いので、今の音程が合っているのかも分からない。Aメロで少し音程を取り戻すも、なぜかサビが近づくにつれてDANDAN音程が合わなくなるのだ。

生まれて初めての事態に冷や汗を流しながらもなんとか曲を歌いきった。
「あれ、もしや自分って歌下手なのでは?」と自信が揺らぎかけたが、唯一の救いは場の空気が冷めなかったことだろうか。

リベンジで「青春コンプレックス」を歌ったが、この曲以降は普段の音程を取り戻すことができたので、もしかしたら1曲目は緊張で上手く歌えなかったのかもしれない。

その後、店で知り合った同年代の方とアニソン合唱タイムに突入したが、世代が同じということもあり好みの曲がめちゃくちゃ合って楽しかった。やっぱり曲の趣味が合う人とのカラオケが1番楽しいと思う。

1度カラオケに入ると時間の流れは速く、時刻は深夜4時になっていた。Part⑤に続く…

Part②はコチラ!→「オタクがサブカルバーに行って来たお話②」

テキーラ…前から気になっていたお酒だが、度数が高いという事で今まで尻込みしていた。だが、このお店は500円でテキーラのショットが飲めるらしい。どうしようかな…と考えていると、なんと以前コンカフェで知り合った方がテキーラをご馳走してくれた。

いざテキーラが目の前に出てくると、意外に量が少ないことに驚いたと共に安心した。このサイズなら自分でも飲み干すことができそうだ。
自分がまじまじとテキーラを見つめている一方、Arueさんはスッとスマートにテキーラを飲み干していた。

せっかく奢って頂いたのだから飲まねば損、自分は覚悟を決めてちょびっと1口飲んでみることにした。チキンなので、ショットでも流石に一気飲みは怖かった(チキン)

飲んでみると、意外に爽やかな味をしていることに驚いた。度数が高いからもっとキツめの味だと思っていた。これなら大丈夫そうと思った次の瞬間、盛大にむせた。さらに喉と胸の辺りがカーッと熱くなったのを感じた。

その後、2~3口でようやく自分はテキーラを飲み干した。ショットを2~3口で飲むのは自分だけなのではないだろうか?
ちなみに、テキーラを飲むまでけっこう酔っている状態だったのだが、急に度数の高いお酒を飲んだからか一気に酔いが醒めた気がする。

味も悪くなかったので、バーに行った時にはまた飲んでみてもいいかもしれない…と思っていると、先ほどまでカラオケをしていた団体客様が帰り、自分達にもカラオケのタイミングが回ってきた。

Part④に続く…

Part①はコチラ→「オタクがサブカルバーに行って来たお話①」

バーの扉を開くと、まずタバコの匂いに驚いた。このバーは店内喫煙可能な店で、多くの人がタバコを吸っていた。
自分はタバコは吸わないタイプだが、家族がよく吸っているので、タバコの匂い自体は苦手ではない。むしろけっこう好みだったりした。

だが、最近は喫煙者と非喫煙者の棲み分けがキッチリしているので、店内にタバコの匂いが充満しているのは珍しい。
小学生の頃、祖父母の家で親戚が集まっていたが、皆が室内でタバコを吸っていた時の感覚を思い出した。

次に驚いたのが、キャストさんの衣装だ。皆メイド服を着ている。メイド喫茶に憧れを抱いていた自分としては、これはめちゃくちゃテンションが上がる。
また、通常のメイド服だけでなくお姉様スタイルのメイド服があったのも個人的に嬉しかった。

周りでは先客の団体客がお酒を飲みながらカラオケを楽しんでいた。この店はカラオケが無料なので、カラオケも楽しみにしていたのだが、この様子ではまだまだ先になりそうだった。

とりあえずお酒を頼もうと思ったが、以前のコンカフェと違いメニューが膨大にある。自分はArueさんのオススメをいくつか飲んでみることにした。

どれも美味しかったが、個人的に特に美味しかったのは「だいやめソーダ割り」と「マリブコーク」の2種類だ。

「だいやめソーダ割」は焼酎なのにライチの風味でとても飲みやすい。「マリブコーク」はココナッツの甘い香りが癖になり、たぶん何度もリピートしたと思う。

そして、数杯お酒を飲んで酔いどれになってきた頃、自分は初めてあるお酒に挑戦することになった。それは…テキーラである。Part③に続く…

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