とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

2023年05月

良い夢というのは忘れないように何度思い出しても1日もせず忘れてしまう。だが、怖い夢というのは1度見ただけでずっと記憶に残り続けるような強烈な夢もあるし、良い夢と違って定期的に見てしまう。

自分も怖い夢を見ることはあるのだが、誰かに追いかけられたり、幽霊が出てくるようなものではない。大抵、自分はどこか神秘的な場所にいるのだが、なんとなく漠然とした不安や恐怖があるのだ。

1つはどこかの湖に小島が浮かんでおり、その小島に廃墟となった屋敷がある。湖はとてもきれいな場所にあるのだが、その分廃墟となった屋敷のアンバランスさが不気味さを際立てている。自分は今までその屋敷に入ったことはないが、屋敷から”ナニか”が出てくるような気がして、一刻も早くこの場を逃げ出したいという気持ちになるのだ。

だが、なぜかその場所は崖の下にあるから逃げることが出来ない。なんとなくなのだが、ポケモンダイパでギラティナがいる「おくりの湖」に似ているような気がする。確かにあの場所は子供の頃に不気味だと思ったので、その記憶を見ているのだろうか。

結局自分はその場所を怖がりながらうろついている間にいつも目を醒ましている。

もう1つは、薄暗い山の中である。
この山に入ると引き返すことはできず、登っていくしかない。以前に友人と「名護岳」に迷い込んだという話をしたが、この夢はそれ以前からよく見ていた。

確か、山の入り口に石碑で山の名前が書かれていたと思うが、それを思い出すことはできなかった。
とにかく、その山を出るにはひたすら登り続けるか、途中で目を醒ますかしか方法がない。

そして、ひたすら登り続けて山の頂上に着くと、決まってなぜか”空に海がある”のだ。
上を見上げると、空が波しぶきを上げうねっている。山の上なので空と距離も近い。なんだかこのまま空に飲み込まれそうな、そんな怖さがある。

この夢に関しては、心当たりのある場所やエピソードは無いのだが、元々自分は海や広すぎる場所に恐怖を感じてしまうので、その恐怖が見せている夢なのかもしれない。

このように、自分の怖い夢は普通の”怖い夢”とは少し違っている気がする。最近は見ていないが、月に1度くらいのペースで出てくるので、そろそろこの夢が出てくるかもしれない。

ある日の夕方、トレーニングを終えた自分は椅子に腰かけプロテインを飲んでいた。
その日のトレーニングメニューは限界までのプランクと腹筋ローラー3セット、サイドベント3セットと腹筋をメインにしたメニューだった。筋トレを終えた後は30分のエア縄跳び。エア縄跳びの器具を購入してから自宅でも気軽に有酸素運動ができるようになったので、とても助かっている。

呼吸を整えながらプロテインを飲み干し、シャワーを浴びに風呂へ向かった。
運動で温まっている体を熱々のシャワーでさらに温め、最後には仕上げにクールダウンも兼ねて冷水シャワーで〆る。

着替えを済ませた後はお楽しみの時間だ。
自分は冷蔵庫へ向かい、キンキンに冷やしたコーラを手に取る。そう、トレーニング後にコーラを飲むのが自分の楽しみなのだ。

「せっかく運動したのにコーラ飲むの?」と思われるかもしれないが、範馬刃牙だって試合前にコーラを飲んでエネルギー補給をしていた。自分の場合は運動後のエネルギー補給としてコーラを飲んでいる。

扇風機を回しながらリクライニングチェアに腰を下ろし、キンキンに冷えたコーラを流し込む。
そして、コーラを飲みながらボーっとするこの時間が何より気持ちいいのだ。その気持ちよさとトレーニングの疲労感から、そのまま寝落ちしてしまうことがある。

トレーニングが終わってすぐにリラックスできるのも、自宅トレーニングの醍醐味かもしれない。

Part②はコチラ→「ナビに従ってドライブしたら山の中に置き去りにされた話②」

「目的地へ到着しました。お疲れさまでした」

突然のナビの音声に自分と友人は驚いた。どうやら自分達は目的地へ到着したようだ。だが、そこはサンエーではなく森のど真ん中だ。

自分は手持ちのスマホで現在地を確認しようとすると、スマホの電波が今までにないぐらい悪くなっていた。さらに、Spotifyで流していた音楽も電波が悪いのか音声が途切れ途切れだ。

流石にここまで来ると不気味さもピークになる。
自分と友人は「ヤバイヤバイ!」と言いながら、そのまま車を走らせた。Uターンしようにも車1台しか走るスペースが無いので、まっすぐ道なりに進むしかなかったのだ。

道なりに進んでいると、道の起伏が激しくなり何度も坂を登ったり下りたりを繰り返していた。その途中で、自分達はある看板を見かけた。

「名護岳 登山道」

森の中を走っていると思っていたが、自分達はいつの間にか名護岳に迷い込んでいたようだ。
だが、今までどこにいるのか分からなくなっていた自分達にとって、現在地が分かるのはとてつもない安心感があった。それに、登山道なら走り続けていればいつか出られるはずだ。

道中、珍しい湧水を見つけたりしながら進んでいると、ついに大通りへ出られる道を発見した。ナビを初めて1時間弱、ついに自分達はこの山の中から脱出できたのである。

「出れたぁ~~~~~!」
とお互い安堵しながら、落ち着くために車を道の脇に停める。脱出したはいいものの、この道がどこに続くか分からない。スマホを見ると、山の中から出れたからか電波が回復していた。

とりあえず知っている道に出るため、友人は再度先ほどと同じサンエーをナビで設定した。

すると、ナビの案内ルートは後ろを指していた。それは、先ほどの山へ戻る道だった。

自分達はナビを無視して、急いで大通りへ道を走らせた。

Part①はコチラ→「ナビに従ってドライブしたら山の中に置き去りにされた話①」

ナビの指示に従い、スーパーのサンエーへ向かっていると、なぜか森の前に案内された。
「何かの間違いではないか?」と思ったが、ナビの示す道はこの先に続いている。こんな森の中にサンエーがあるはずがないのは一目瞭然なのだが、とりあえずナビに従ってみようと、自分達は車を進めた。

森の中は道は整備されているものの、車1台しか通るスペースがない。対向車が来たら大変だったと思うが、不幸中の幸いか対向車と遭遇することはなかった。いや、対向車が来ない分、余計に不気味さがあったような気がする。

さらに、右を見ても左を見ても草木が生い茂っているので、今自分達がどの辺りを走っているのかも分からない。こうなっては自分達の頼りはナビのみになる。

しばらく車を走らせるも一向にこの森から出られる気配が無く、ナビを開始してから到着予定時刻を20分も過ぎていた。

しかし、ナビ内の目的地を示す赤いピンは立ったままだ。
自分は怖さを紛らわすために「怖ぇ~!」「ヤベ~!」という単語をbotのように繰り返していた。こんな状況でも落ち着いて運転している友人は尊敬できる。

それから数十分、さらに車を走らせていると、徐々に赤いピンに近づいてきた。しかし、森の出口は見当たらないし、最初よりも薄暗い場所に案内された。

「マジでどこだここ?」と思っているその時

「目的地へ到着しました。お疲れさまでした。」

と、無機質なナビの音声が流れた。

Part③へ続く…

先日、友人とドライブに行ってきた。
友人は車を持っているので、たまに自分をドライブに誘ってくれる。車を持っていない自分としては、車で遠出できるのはとても楽しいのでありがたい。

ちょうどその時期はGWということもあり、沖縄は観光客で賑わっていた。
どこに行くか意見を出し合っていると、名護にある「沖縄そば」屋へ向かうことに決まった。那覇や北谷は観光客で混みあうが、名護辺りになれば人も少なくなるだろうと思ったのだ。

ドライブに向かうと、北谷までの道はやはり混みあっており大渋滞にハマってしまった。
だが、互いに近況報告をし合ったり、趣味の話をしたりしていると渋滞もそこまで気にならず、名護手前にくると車もだいぶスムーズに進むようになった。

自分も名護は家族と何度か来たことがあるので、少し土地勘はあるのだが、肝心のそば屋はどこにあるか分からない。

その時、友人はGoogleマップを起動させ、目的地のそば屋を音声入力し、スマートにナビを開始させた。友人はスマホを車内に接続しており、車内のモニターにはナビ画面が映し出されていた。最近の車ってこんなに高性能なのか。

友人はナビの指示に従い、目印となった店のサンエーを道に迷う事も無く目的のそば屋に到着した。
ちなみに「沖縄そば」なのだが、自分はわりとラーメンに近い感覚で食べに行く、詳しくは分からないが、店によっては麺の形も違うし、味もラーメンみたいなこってり系や、あっさり系と様々だ。

今回行った店はあっさり系の「The・沖縄そば」な味で美味しく、一瞬で平らげてしまった。

いつか沖縄中の「沖縄そば」屋を巡るのもアリかもしれない。そんなことを考えながら車に戻った後、トイレに行きがてら飲み物を買おうと先ほどのサンエーに行くことになった。先ほど目印となったサンエーだが、初めての土地だから一度見ただけではどこにあるか分からない。

友人はナビにサンエーを設定した。到着時間は10分未満、すぐに着くだろうと思いナビに従い車を進めると、木が生い茂る森の入り口に案内された。

Part②へ続く…

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