とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

2023年03月

遠くの土地、初めて来た土地で無性にマックを食べたくなる時がある。
せっかく来たことない場所に来たのなら、その場所で有名・評判な店で食べた方が絶対にいいのだが、なぜかなんとなく無性にマックが食べたくなるのだ。

理由はおそらく初めて来た場所に緊張して、少しでも緊張を和らげようと普段食べ慣れているマックを食べたくなるのだろう。

マックならどこで何を頼んでも同じクオリティ、同じ味がする。

ちょっと冷めて固いポテト、いつも通りの味がするチーズバーガー、激甘なチョコレートシェイク…

そんなThe・普通の味に安心してしまう、いわば「おふくろの味」的なものかもしれない。

だが、普段と違う場所で食べるマックはいつもよりも少しだけ美味しさが増している気がする。もしかしたら、”いつもと違う場所で食べる”という補正が入っているのかもしれない。

そして、大体マックでお腹いっぱいになり、食事はそこで満足してしまう。もったいないかもしれないが、やはりマックの安定感は凄い。

純喫茶に行ってみよう!!(クソデカボイス)

自分はコーヒーが好きで、よく外にも飲みに行くのだが、今まで行ったことあるのはスタバやコメダといったチェーン店が多い。もちろんスタバやコメダのコーヒーも美味しいのだが、自分としては純喫茶も気になっていた。

「沖縄にある喫茶店ってチェーン店とかゲーム喫茶しか無さそう」とド偏見を抱いていたのだが、調べてみると那覇内にも多く純喫茶があるらしい。

自分は休日に気になった純喫茶に行ってみることにした。


純喫茶へ行く当日、ワクワク半分心配半分でモノレールへ乗り、国際通りへ向かった。どうやらその喫茶店は国際通りの中にあるらしい。

ちなみに、自分はマップを見たり、ナビに従うのが苦手なタイプ、大まかな位置だけマップで確認し後は自分の足で店を探すようにしている。

その日の沖縄は3月なのに、5月並みの暑さだった。その上、コロナがだいぶ落ち着いたこともあり、国際通りは観光客で賑わっている。

暑さと人混みに耐えながら店を探してみると、目的の喫茶店はすぐに見つけることができた。

平和通りの入り口付近にあり、店は少し地下っぽい所にあり隠れ家がある。
これぞ自分の探していた喫茶店という感じがして、必然的にテンションが上がる。

緊張しながら扉を開くと、客は自分しかおらず店員さんも1人しかいない。国際通りの賑やかさが嘘のように店内は落ち着いた雰囲気だった。

「1人でお願いします…!」と店の端っこの1人席に向かうと「混んでないので広い席で大丈夫ですよ!エアコンもこの辺りがよく当たりますので!」と声をかけてくれた。

なんというおもてなし精神…!自分はお言葉に甘え、その席に腰を下ろした。

外の暑さでダウンしていた自分は、メニューの中から「宇治金時」とホットコーヒーを選んだ。

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こちらが実際に出てきた「宇治金時」だ。
ボリューミーな量の氷にたっぷりかかった抹茶と小豆、さらにアイスクリームまで乗っている。こんなに美味しそうな宇治金時は生まれて初めて見た。

氷の食感もふわふわだし、抹茶の甘さも甘すぎず良いぐらい。そして、宇治金時を食べて冷えた身体にホットコーヒーをぶち込む。1人朝の喫茶店で優勝をキメてしまっている。食べ終わる頃には、外の暑さでダウンしていた身体も元気を取り戻していた。

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その後は純喫茶でやってみたかった読書を1時間ぐらい楽しみ店を後にした。外は相変わらずの暑さだったが、宇治金時のおかげで体力は満タンに回復していた。

純喫茶巡り、ハマってしまうかもしれない。

自分は基本早口だ。コールセンターで仕事を始めてから、なるべくゆっくり話すように意識しているが、焦ったり素が出たりした時に早口になってしまう。
最初は自分だけかと思っていたが、どうやらオタクは早口の人が多いらしい。

自分の場合「早く喋らないと会話に飽きられてしまうのでは?」という不安感から早口になっているのだと思う。

そんな自分が一番早口になってしまうのが「同志を見つけた時」だ。
思えば学生の頃、趣味が合う人を見つけた時「自分もそれ好きなんだけど、君はなんのキャラ好き!?〇〇!?分かる!!いいよね!!」と捲し立ててしまったり、マシンガン質問攻めになることが多々あった。

自分は「極端に自分から喋れない」or「喋ろうと頑張って早口になる」か、どちらかの両極端なタイプなのだ。

さて、そんな自分だが、今日の仕事中に「アニメが好き」という新人さんに出会った。
自分もアニメが好きだが、こういう時、自分からさらけ出し過ぎると相手に引かれてしまう可能性がある。

自分はなるべく落ち着いて「自分もアニメ見るんだけど…●●さんは何のアニメが好きなんですか?」と尋ねてみた。

●●君「最近はFateシリーズとか見ましたね。Zero見終わってUBW見てます」

なん…だと…!?(衝撃)
今まで何人かアニメ好きの人に会ってきたが、初手から「Fate見てます」という人には出会ったことがない。

自分もFateが好きなので語り合いたいのだが、ここは仕事場だし早口になって「あの先輩、アニメの話になると早口になったな」なんて思われたら超絶恥ずい。

自分はなるべくゆっくり、落ち着いて好きなキャラを尋ねてみることにした。

「あっ…!あの…ッ!●●君は…ッ!どんな…ッ!キャラが…ッ!好きですか…ッ!?」

しくった。ゆっくり話すことを意識し過ぎて、なんか迫真的な感じになってしまった。早口オタクから迫真オタクになってしまった。コレはコレで逆に変な感じに思われないだろうか。

幸い、新人さんは特に気にする様子もなく「やっぱりランサーがカッコよかったですね」と普通に答えてくれた。ありがとう…気にしないでくれて…!

自分の今後の課題は「適切なスピードで喋る」ことにしようと思う。

ある日の午後、自分は夕飯の材料を買いにスーパーへ向かった。
そろそろ妹が学校から帰ってくる時間帯だな~と思いつつ歩いていたら、ちょうど下校途中の妹に会った。ついてくるか訊ねると、どうやら一緒に行きたいらしい。

学校の出来事を聞きながら歩いていると、スーパーへ到着した。
しばらく店内を歩いていると、妹が急に手を繋いできた。思えば最近は妹から手を繋いでくるケースは珍しい。
手を繋いだ後は何やらニヤニヤとした表情を浮かべている。もしかしたら照れているのだろうか。

意外に可愛いところあるな~と思った次の瞬間

「不審者に掴まれていま~~す」

あまりに予想外の発言に驚いた。

妹の発言が聞こえた主婦数人が振り返る。

これはまずい、なんとか誤解を解かなくては…!
「違うでしょ!お兄ちゃんでしょ!」と急いで妹の発言を訂正する。妹はいまだにニヤニヤした表情のままだ。

たぶん、あのニヤニヤした表情は照れではなく悪企みの表情だろう。

このままでは「不審者につかまれています」と連呼しかねない。
自分は妹の手を引き足早にお菓子コーナーへ向かい。その発言をしない代わりに好きなお菓子を買っていいと取引をした。

だが、今にして思うとその発言があった直後にお菓子コーナーへ向かうって、一層怪しまれてもおかしくない。

とりあえずお菓子で妹の機嫌を取り、買い物を済ませて店を出る。

店を出た後に「なぜあのようなことを言ったのか」聞いてみると、特に理由は無いらしい。たぶん、ただのイタズラだろう。

「お兄ちゃん捕まるかもだから、これからはやらないでね…!汗」
と注意はしておいたが、この妹のギャグセンスは個人的に好みだったりする。

しかし、7歳時点でこのようなイタズラを思いつくとは思わなかった。正直、将来が怖い(震え声)

Part①はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part①
Part②はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part②
Part③はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part③
Part④はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part④
Part⑤はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part⑤
Part⑥はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part⑥
Part⑦はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part⑦

ネカフェのフラットシートで仮眠を取り、目を醒ますと時計は7時半を指していた。
3~4時間しか眠れていないので、睡眠不足ではあるが妙に目は冴えていた。喉の渇きと完全に目を醒ますため、自分はドリンクバーでコーヒーとアクエリアスを淹れてきた。
自分の上着を毛布代わりにして寝ていたので、冷え気味の身体にホットコーヒーが染み渡る。

本当ならもう少し眠っていたいが、自分はなるべく早めにこのネカフェを出なくてはならない。
なぜなら、このネカフェは自分の職場の近くにあるネカフェだからだ。

通勤ラッシュの時間になると、職場の人とばったり出くわす可能性がある。
一応、休みではあるので堂々と帰れるのだが、職場の人と会ったら「あれ、とむ君出勤時間近いのに帰ろうとしてる。何かあったのかな?」と思われるかもしれない(自意識過剰)

早々にコーヒーとアクエリアスを飲み干し、店を後にした。
7時になったばかりなので、まだ外は少し薄暗い。お酒が残っていたり、二日酔いになっていないか心配だったが、全然そんなこともなさそうだ。

少し眠気は感じるし、まだ楽しかった時の余韻が残っているのか頭がほわほわする。
これが”朝帰り”の感覚なのだろうか。ついに自分も朝帰りデビュー。陽キャの仲間入りである。

幸い、職場の人に出会う事も無く、無事に駅に辿り着けた。
自分が駅に着いた時間がちょうど通勤ラッシュの時間だったので、ホームはサラリーマンで溢れかえっている。

「フフフ…君たちが出社する中、自分は家に帰って二度寝するんだよ…」
と謎の優越感を感じながら家に帰った。

家に着くと、バッテリーが切れたかのように一瞬で眠りについた。やはりネカフェよりも家のベッドが一番寝心地が良い。自分はそのまま16時過ぎまで眠りこけていた。


こうして自分の初のコンカフェ体験は終了した。あの日は本当に濃い一日を過ごす事ができた。
ただ、やっぱり一度行った時にかかる金額が相当なので、のめり込んだら確実に破産する。2~3ヶ月に一度のペースでなら行っても大丈夫かもしれない。

もし、この記事を読んで「コンカフェに興味がある」「コンカフェ行ってみたい!」と思う方がいるなら是非行ってみてほしい…!きっと楽しい体験ができると思う…!

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