とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

2023年01月

先日、久しぶりに小学生時代に住んでいた地域を訪れた。
特に理由は無いのだが、なんとなく立ち寄ってみたくなったのだ。

その地域には幼稚園~中学生辺りまで住んでいたので、8年近く住んでいたことになる。8年も住んでいると思い出の場所も多く、一年に一度立ち寄っては「どんな感じなのかな~」と感傷に浸っているのだ。
これが帰巣本能というやつだろうか?(違う)

久しぶりに故郷に戻ってみると、あまり変わっていなくて安心した。

歩道橋の上から母校を眺めていると、小学生達が元気に体育に励んでいた。子供の頃は広いと思っていた運動場だが、大人になった今では小さく感じる。

そこからしばらくブラつき、昔住んでいたアパートの近くを訪れた。昔は子供の遊び場で、違う地域からも誰かが遊びに来たりほぼ毎日賑わっていたが、それが嘘のように閑散としていた。このアパートは近くに草むらがあり、昔は度々手入れがされていたのだが、今では手入れされていないのか草がボーボーに生い茂っていた。

少しの寂しさを感じつつ、自分は空腹を満たすためにラーメン屋へ向かった。
そのラーメン屋は以前はガソリンスタンドだったのだが、いつの間にかラーメン屋に変わっていたのだ。

ラーメン屋で空腹を満たすと、その裏にある公園で川を眺めながら一休みしていた。
川を眺めながら食後の缶コーヒーをキメていると、米を発酵させたような懐かしい香りが漂ってきた。その公園の近くには久米仙の工場があり、いつも昼頃にこの米を発酵させた独特の香りが漂ってくるのだ。

その香りは小学校にまで届き、嗅ぎなれていた懐かしい香りで一気に小学生時代の記憶が蘇った。これが「プルースト効果」というやつだろうか。

やはり久しぶりに里帰りしてみると楽しいし、良い刺激になったような気がする。また、来年あたりにでも行ってみよう。

前回までのあらすじ
友人達の集合に1時間も寝坊したとむとむ。なんとか合流を果たした彼は、友人達と共に名護の神社へ向かうのだった。


友人と合流を果たしてからは、車で目的地の名護へ向かうことになった。
名護に向かう理由は”初詣”である。那覇辺りの神社はどこも混みあっていそうだし、どうせならあまり行った事の無い名護方面の神社にしようという話になったのだ。

ちなみに、その日は6人で集合し内2人が車を持っているため、3対3に分かれ出発した。
出発地点が南部辺りなので、名護へは1時間以上かかる。

しかし、久しぶりに会う友人との近況報告や会話などで、名護へ着くのはあっという間だった。
なんだが、久しぶりの青春を味わっている気分である。

名護は街から外れると山道や獣道が多く、神社に着く直前に道に迷い、「落石注意」という看板が立った細い獣道に入った時はビックリしたが、ちょっとしたアクシデントも旅の醍醐味だろう。

この神社は、一番下から坂や階段を徒歩で登ることもできるし、本殿近くまでを車で登ることもできる。

車で坂を上っていると、別行動だった友人達が徒歩で坂を登っており、自分達を恨めしそうに見ているのに不覚にも笑ってしまった。

そして、自分達も車を降りいよいよ本殿前に辿り着いた。
本殿前にはThe・神社というような長い階段が続いていた。

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「トレーニングで鍛えてるから余裕だろう」、そう思っていた時期が自分にもありました。

超しんどかった

途中から太ももが震え始め、後ろにいる友人に尾てい骨を押してもらいながら登ることになった。

「尾てい骨を押されると体が反射的に階段を登る」というのは本当らしい。

だが、手を離された瞬間に倍の疲労感が脚に押し寄せ、登り切った後には足が小鹿のように震えていた。面白い感覚だったが、今後は下半身も重点的に鍛えようと思う。

本殿から下の景色がこんな感じである。

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丘の上にある神社なので、名護が見渡せる絶景スポットだと思う。

一通りお参りを済ませた後、「おみくじが引きたい」ということで、この神社からそう遠くない別の神社へも行ったのだか、1件目の神社の静寂が嘘のように、人でごった返していた。

近くにある神社同士なのに、ここまで参拝客の多さに違いがあるのか…と思いながら、こちらでもお参りを済ませた。ちなみに、おみくじの結果は小吉だった。

昨日は、友人達と遊びに行く日だった。
この日に来るのは6人。久しぶりに多くの友人と集まる予定だった。

今回は友人の車に乗り、少し遠くまで行く予定だったので、集合時間は朝の5時だった。
実は、待ち合わせ日までの12/30~1/1の3日間は3連勤で、待ち合わせは3連勤明けになる。

正直起きれるか心配で「大丈夫かな?」と思っていたが、幸い待ち合わせ時間が6時に変更になった。

6時なら大丈夫だろうと思い、自分は深夜12時前に眠りに着いた。
翌日、目覚ましの音で目を醒ますと、時刻は朝7時だった。

「7時…?」何かの間違いでは?とアラームを止め、スマホの時計を見直す。だが、時刻は7時ジャストだった。念のため、部屋にある壁時計を確認する、やはり7時だ。

そして、スマホには友人達からの不在着信の通知が数件。自分は一瞬で血の気が引き、腹の底からズシンとした恐怖を覚えた。

なんと、待ち合わせ時間から1時間も寝坊してしまった。
友人に謝罪のラインを打ちながら、急いでシャワーを浴びる。久しぶりに会うのにだらしない格好で行くのは申し訳ない。

いつもはシャワーの時間は30分前後だが、その日は10分で済ませた。おそらく、最短記録達成だと思う。

当日着ていく服は決まっていたので、シャワーを浴び終わってからの行動は早かった。30分ですべての準備を終え、急いで家を飛び出した。

一番の幸いは友人が車で迎えに来てくれたことだろう。
ここから徒歩で待ち合わせ場所に向かったら、確実にさらに30分かかっていた。

迎えに来た友人に謝りながら、皆がいる待ち合わせ場所へ向かう。
内心、心臓がバックバクだった。今までこんな大遅刻したのは始めてだ。

その日一日「私は1時間遅刻してしまいました」とプレートを首に下げられても文句の言えない状況である。

だが、自分の心配とは裏腹に、友人達は文句ひとつなく優しく迎えてくれた。
改めて、友人に恵まれていると思える一日だった。

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