自分は基本早口だ。コールセンターで仕事を始めてから、なるべくゆっくり話すように意識しているが、焦ったり素が出たりした時に早口になってしまう。
最初は自分だけかと思っていたが、どうやらオタクは早口の人が多いらしい。

自分の場合「早く喋らないと会話に飽きられてしまうのでは?」という不安感から早口になっているのだと思う。

そんな自分が一番早口になってしまうのが「同志を見つけた時」だ。
思えば学生の頃、趣味が合う人を見つけた時「自分もそれ好きなんだけど、君はなんのキャラ好き!?〇〇!?分かる!!いいよね!!」と捲し立ててしまったり、マシンガン質問攻めになることが多々あった。

自分は「極端に自分から喋れない」or「喋ろうと頑張って早口になる」か、どちらかの両極端なタイプなのだ。

さて、そんな自分だが、今日の仕事中に「アニメが好き」という新人さんに出会った。
自分もアニメが好きだが、こういう時、自分からさらけ出し過ぎると相手に引かれてしまう可能性がある。

自分はなるべく落ち着いて「自分もアニメ見るんだけど…●●さんは何のアニメが好きなんですか?」と尋ねてみた。

●●君「最近はFateシリーズとか見ましたね。Zero見終わってUBW見てます」

なん…だと…!?(衝撃)
今まで何人かアニメ好きの人に会ってきたが、初手から「Fate見てます」という人には出会ったことがない。

自分もFateが好きなので語り合いたいのだが、ここは仕事場だし早口になって「あの先輩、アニメの話になると早口になったな」なんて思われたら超絶恥ずい。

自分はなるべくゆっくり、落ち着いて好きなキャラを尋ねてみることにした。

「あっ…!あの…ッ!●●君は…ッ!どんな…ッ!キャラが…ッ!好きですか…ッ!?」

しくった。ゆっくり話すことを意識し過ぎて、なんか迫真的な感じになってしまった。早口オタクから迫真オタクになってしまった。コレはコレで逆に変な感じに思われないだろうか。

幸い、新人さんは特に気にする様子もなく「やっぱりランサーがカッコよかったですね」と普通に答えてくれた。ありがとう…気にしないでくれて…!

自分の今後の課題は「適切なスピードで喋る」ことにしようと思う。