自分がタイピングができるようになったタイミングはいつだろう。
少なくとも、学生の内は全然できなくて、情報と技術の授業ではビリだった記憶がある。

「もうこんなに遅いなら手書きの方が早いのでは?」と思ったこともしょっちゅうある。
実際に、人差し指で1文字ずつ確認しながら入力するPCと、手書きであれば、後者の方が圧倒的に速いからだ。

そうして、高校を卒業した自分は、コールセンターの会社に入社した。
コールセンターでは、当然PC操作は必須スキルとなる(中には不要の所もあるかもしれないが)

入社当初は、学生の頃のように人差し指でチマチマ入力したり、シートに記入したりしていた。

しかし、ある時、突然会社全体が暇な時期がやってきた。なので、今までのように急いで入力したり、シートに記入しなくてもよくなったのだ。

ふと、高校の時「キーボードに手を置く位置」がある。ということを思い出した自分は、暇だったということもあり、なるべくその位置に手を置き、なるべくキーボードを見ずに操作するようにした。

始めた当初は、入力に普段の倍時間がかかったり、入力ミスをした時もあったが、2ヶ月ぐらい経った頃だろうか。今までよりもだいぶスムーズにタイピングできるようになってきた。

その後、スピードだけではなく正確性も上がり、入力ミスもだいぶ減った。
人間、やってみると適応していくもので、ようやく自分はその時タイピングを身に着けたのだ。

今では音声の文字起こしや、よそ見しながら入力できるぐらいには成長した。
たかがタイピングと思うかもしれないが、それでも成長は成長。以前の自分とは考えられない差である。

そして、会社でPCの基本操作を身に着け、自宅でも使えるようにPCを購入したというわけだ。

今ブログを書いている時も、文字起こし自体はスムーズで、どちらかと言えばネタやタイトルを考えている時間の方が長い。

短期間で身に着いた理由としては、「仕事上で必要だったから」ということもあるが、意外に「手を置く位置」を忠実に守っていたというのが大きな理由だろう。

いつか、スタバでPCを開いてドヤッてみたいが、PCのバッテリーが低いため、その機会はまだまだ先になりそうだ。