皆さんこんばんわ!とむとむでござる~!今日は2/6に放送された【進撃の巨人】The Final Season Part2 80話「二千年前の君から」の感想をお話ししていきます!ネタバレ含みますので、未視聴の方はご注意ください。

80話「二千年前の君から」は原作121話「未来の記憶(0.1話分)」、122話「二千年前の君から(1話分)、123話「島の悪魔(0.5話分)」を含む構成となっております。

グリシャの記憶を介し、エレンを止めるように託されたジークは、始祖ユミルに対し、「安楽死計画」の実行を命令。エレンは計画を阻止できるのか。そして、始祖ユミルの正体とは…

今回は個人的に「80話越しの伏線回収」「地ならしの発動」
が見どころ。それぞれ順番に解説していきたいと思います!!

第80話(シーズン6 #5)「二千年前の君から」のあらすじ

episode_80
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

二千年前から抗い、戦い、進み続けてきたものたちの物語。それは、一体誰が始めた物語だったのか。歩き続ける始祖ユミルにエレンは語りかける「待っていたんだろ。ずっと…。二千年前から。誰かを。」
              【進撃の巨人】The Final Seasonホームページより引用

「安楽死計画」発動!?

IMG_20220207_235035[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

グリシャの記憶を介し「エレンを止めてくれ」と、願いを託されたジーク。彼はエレンを危険視し、始祖ユミルに「安楽死計画」の実行を命令。エレンは計画を阻止すべく、手を負傷しながらも手枷を外し、始祖ユミルを追いかけます。

この時のエレンが手枷を外そうと叫ぶところ、進撃の中でも好きなシーンなんですよね。 今まで全く真意が分からなかったエレンが、必死になって計画を阻止しようとするという、久しぶりに本心を見せた描写なんですよ。 梶さんの演技も相まって、だいぶ熱いシーンになっていたと思います!

そして、このエレンとジークの対話の中で1つ改変がありました。 エレンが父の記憶を通して見た「あの景色」について話すシーンです。

IMG_20220208_000525[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」

このシーン、原作ではエレンが嬉しそうな、ウットリした表情を浮かべるのですが、アニメでは淡々とした表情になっていたんですよね…!

個人的には「あの景色」=「地ならしの景色」なので、人々が虐殺される景色を嬉しそうに語るのは、倫理的にNGとなり今回の改変に繋がったのでは?と予想しています。

始祖ユミルと巨人の起源

qYfjwLxtGnuzLuN[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

80話ではついに「始祖ユミルとは何者なのか?」「巨人の起源はなんなのか?」と物語の核心明かされました。

村を蹂躙され、エルディア帝国の奴隷として活きていたユミルは、ある日、家畜の豚を逃がした罪を被せられ追われる身となります。 ボロボロになりながら、大樹の根元にある洞窟に身を隠そうとしたユミル。しかし、足を滑らせ洞窟内の湖に落下。死の間際、光るムカデのような生物が彼女と接続し初の巨人が誕生します。

今まで巨人の起源には作中を含め様々な考察がありました 。

・神の奇跡
・大地の悪魔との契約
・有機生物の起源との接触


が主な考察でしたが80話で「有機生物の起源との接触」だったということが判明しましたね!

さらに今回、アニオリでユミルが奴隷になるまでの流れを描写していました。

平和に暮らしていたユミルが、エルディア帝国の兵士に村を蹂躙され、不自由な暮らしを強要される描写はエレンに重なるものがありますよね…巨人の力を得た後も、武力として他国を蹂躙し、妊娠・出産を強要され続けるユミルの描写はいつ見ても辛い…

あと、ユミルが死んだ後、彼女の遺体を娘たちに食わせるシーン。流石に地上波で流すのはヤバイんじゃ?と思ってたら、堂々と放送してめっちゃビックリしました…

しかも、ユミルが死後も「道」の中で巨人の肉体を作り続けていたことも判明。巨人化時の、巨人の肉体はどこから来るのか?という謎も明らかになりました。

巨人の肉体を作る時、ユミルが水の入ったバケツを落としてしまうアニオリ描写も良かったですね…!

80話越しの伏線回収

IMG_20220207_234747[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

終わることのない巨人の世界に絶望するユミル。しかし、エレンが「オレがこの世を終わらせてやる。オレに力を貸せ」と、彼女を説得します。

この時「決めるのはお前だ。お前が選べ」とユミルに意思決定を委ねるのですが、このセリフがリヴァイの「後悔しない方を自分で選べ」と重なるんですよ!!!!!(迫真)

リヴァイの信念がエレンにも引き継がれているのと、エレンがユミルを一人の人間として見ていることにグッときました。

この時のエレンのセリフは全て本心だし、しかも、声が昔のエレンの声に戻っていて、エレンが帰ってきたような懐かしい感覚になりました…!

そして、エレンの「待っていたんだろ。ずっと、二千年前から誰かを」のセリフでもう鳥肌が…
1話目の「二千年後の君へ」から、80話目でやっと伏線が回収されました…(号泣)
視聴者待望の伏線回収シーン…自分もこの日が訪れるまで数年待ちました…←

2000年前から、自身を解放してくれる誰かを待ち続けたユミル。今まで感情を表に出さなかった彼女が目を見開き歯をむき出しにした迫真の泣き顔がもう…彼女の涙には2000年分の重みがあるんですよね…

ユミルを止めようとするジークの走り方が可愛くてクスッとしましたww

「地ならし」発動

IMG_20220207_234810[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

直後、場面は現実に戻り、壁の硬質化が解かれ、壁中で眠っていた超大型巨人達が一斉に動き出します。 ついに、地ならしが発動されました。

視聴者としても待望の地ならし発動シーン。 自分は楽しみ過ぎて、夢の中で地ならしが発動するシーンを夢にまで見たことがあります←

個人的に、エレンが巨人化するシーンが詳細に描かれていたのが迫力あって良かったですね…!巨人化直前に、頭部だけになりながらジークを一瞥し吸収する描写も演出が細かいなと感じました。

超大型巨人はやはり3Dモデルでしたが、クオリティが高くて巨人の質感が出ていたと思います…! しかも、画面全体が震わすことで、地ならしを演出するやり方も良かった…!(伝われ)

夕焼けで真っ赤な空の下、超大型巨人の群れが空気を震わせながら歩くところは終末感があって、鳥肌超えて震えまで出ました。
この最高のシーンを見事に制作してくれたMAPPA様に圧倒的感謝を…!

大幅改変が来るか!?

そして、自分的に80話を見て気になったのが、大幅改変が来るのでは?ということです。

実は、今回のBパートは原作123話「島の悪魔」後半の部分にあたります。そして、次回放送される81話「氷解」は原作124話にあたるんですよね。

なので、今の順番だと123話「島の悪魔」の前半部分を丸々カットして次のエピソードを放送しようとしているんです…!

けど、確かに123話の前半は「調査兵団のマーレ潜入」をミカサの回想で展開されるので、テンポ的にはアニメの方が良いんですよね…!

別のタイミングで「島の悪魔(前半)」を放送するのか、それともカットされてしまうのか今後の展開が気になる構成になっていますね~!

まとめと次回の見どころ

以上が今回の解説・感想になります!
「巨人の起源」と「地ならし発動」という大きな展開が2つも含まれている80話。
おそらく、今までのエピソードの中でも特に内容が濃い構成になっていましたね!!

そして、自分の中でずっと気になっているのが”脳内放送時のライナーの描写” 原作ではシャツを閉じていたのに、アニメ版ではシャツが開いてインナーが見えているんですよ…!

(原作Ver)
IMG_20220208_000634[1]

©諌山創・講談社/「進撃の巨人」

(アニメVer)
IMG_20220208_000636[1]
©諌山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
お分かり頂けただろうか…?

オープニングと言い、MAPPAはライナーをセクシーキャラとして見ているのか…?と思ってしまいますww(好き)

さて、次回81話「氷解」では、マーレとの戦争のあとしまつ(?)的な回になっています。

次回の見どころは

・地ならしに対し、ライナー達マーレ勢はどう動くのか
・無垢の巨人達はどうなるのか


この2つが大きなポイントになると思います!次回もめちゃくちゃ楽しみですね!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!また来週お会いしましょう~~!

※前話79話「未来の記憶」の感想はこちら→「【進撃の巨人】The Final Season Part2 第79話「未来の記憶」感想。明かされる「進撃の巨人」の能力とグリシャの凶行の真相