とむとむダイアリー

オタクの何気ない日常エッセイ。

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前回はコチラ→「オタクがクラブに行って来たお話 Part③」

「紅蓮の弓矢」が終わった後、自分は友人と共に会場の中央へ向かった。中央へ行ってみると、やはり音量と照明の迫力が凄い。だが、意外と中央の方がエアコンが効いていた気がする。確かに中央の方が観客の動きも激しいし、DJや機材を気遣ってのことかもしれない。

その後も「LEVEL5」「アイのシナリオ」「リライト」といった盛り上がるアニソンが流れ続け、当初は手拍子をしていた自分も、いつしか大声で歌いながらぴょんぴょんと飛び跳ねていた。さらに、歌ったからか喉も渇き、さらにお酒を飲んだことで「音楽×お酒=楽しい」という幸せスパイラル状態になっていた。たぶん、23年の人生の中で1番盛り上がっていたような気がする。

その後もしばらく歌い踊り、深夜2時前に自分達は会場を後にした。
まだまだ夜はこれからだったので、自分達は以前行ったサブカルバーで2次会を始め、帰りの始発が出るまでお酒をしこたま飲みまくった。こんな長時間付き合ってくれた友人には感謝しかない。

こうしてクラブデビューを果たしたわけだが、正直ここまで楽しいイベントだとは思わなかった。アニソンで楽しく狂える、まさに「アニ狂イ」だった。1人で行くにはまだハードルが少し高いが、できるなら次回も参加してみたい。

Part②はコチラ→「オタクがクラブに行って来たお話 Part②」

会場に入って30分ほど経った頃、聞き覚えのある曲のイントロが流れてきた。自分が好きなアニメ『進撃の巨人』オープニング曲「紅蓮の弓矢」だ。

急に自分のドストライクな曲が流れワクワクしながら待っていると、イントロがループするだけで曲が始まる気配が無い。「何かトラブルか?」と思っていると、クラブ会場のスタッフが”何か”を配っていることに気づいた。

よく見てみると、トレイにショットサイズのカップを乗せドリンクを配っている。どうやら無償で配っているようで、しばらく待っていると自分達にもドリンクが回ってきた。

色はワインのような紫色で、匂いを嗅いでみると独特なハーブの香りがする。
友人に「これは何のお酒か?」と尋ねてみると、このお酒の名前は「イェーガー」らしい。

このイェーガーを会場の全員に配り、サビの「イェーガー!!」に合わせて皆で乾杯しようという粋な計らいなのだ。進撃好きとしてはこの流れは最高過ぎる。テンションの上がった自分は会場の中央近くへ移動し曲が始まるのを待った。

数分後、会場の全員にイェーガーが回りいよいよ曲が始まった。
周りに合わせ自分も「紅蓮の弓矢」を歌っていると、隣にいた初対面の人と目が合い、なぜかお互いに向かい合い合唱が始まった。
いつもの自分なら軽く会釈する程度だろうが、会場の熱気とアルコールのせいで普段の自分とは思えない行動をしていたと思う。

そして、サビの「イェーガー!!」で乾杯し、皆で一気にイェーガーを飲み干した。少し癖のある味だったが、それでも美味しく感じたのはこの会場の雰囲気からだと思う。

この出来事でテンションゲージが振り切れた自分は、ついに会場の中央へ向かうことにした。 

Part④へ続く…

Part①はコチラ→「オタクがクラブに行って来たお話 Part①」

クラブに入ってみると、意外にも入り口は静かな雰囲気だった。この「CROWN(クラウン)」という建物は1階がロッカールームになっており、そこから2階へ上がるとクラブ会場となっている。

「本当にイベントやってるのかな…?」と思いつつ階段を上がると、2階では大音量の音楽と目がチカチカするほどの照明、そして大勢の人達で賑わっていた。

これが…クラブかぁ~~~~~!!!

初めてのクラブの迫力に尻込みしながらも、人生初のクラブに来れた感慨深さを自分は噛みしめていた。そう、この光景こそ自分が行ってみたかったクラブである。

自分達は受付で入場を済ませ、ついにクラブの世界へダイブした。
ちなみに、値段は1ドリンク代含め1500円だった。

「ドリンク代含めたチケット、ぼざろで見たやつだ!」と内心ニヤニヤしながら、リストバンド型のチケットを腕に装着した。これもThe・クラブって感じで気分が上がる。

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クラブ内は大勢の人達で賑わっており、中にはアニメキャラのコスプレをしている人も何人かいた。人混みをかき分けなんとかドリンクを交換すると、比較的人通りが少ない会場の端っこ側で自分はクラブ内の様子を窺うことにした。

クラブ中央ではDJがターンテーブルや機材を華麗に操っており、代わる代わる沢山のアニソンが流れてくる。周囲の人はその曲に合わせながら盛り上がって腕を振ったり、飛び跳ねて楽しんでいた。

自分は中央に行く勇気は無かったので、会場の端っこで知ってる曲が流れたら口ずさむなどしてクラブを楽しんでいた。

しかし、ある曲が流れたのをきっかけに、自分のテンションは天元突破してしまう。そう、自分がアニソンの中でも特に好きな曲「紅蓮の弓矢」だ。 Part③へ続く…

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