年に数回、友人に誘われてボウリングに行くことがある。
自分はカラオケや映画、食事などは1人で行くことに抵抗がないが、なぜかボウリングだけは1人で行くことができない。

1人でボウリングに行っている人って、めちゃくちゃ上手い人が多いので、自分のようなへたっぴが行くと変な目で見られるのでは?と心配してしまうのだ(被害妄想)

なので、友人からのボウリングの誘いはとてもありがたい。最近も友人数名とボウリングに行って来た。

友人達がスマートなフォームでカーブをかけストライクを連発する中、自分は不格好なフォームでまっすぐ投げることしかできない。

一応、まっすぐ投げることでストライクも何度か取れるのだが、調子がいいのは前半だけでゲーム後半になると精彩を欠きガーター続きになる。

こうなると、ボウリングもboring(退屈)になるのだが、ちょうど友人と行った日には5ゲームもあったので、どうせまっすぐ投げてガーターになるならカーブの練習をしてみようと思い立った。

友人にカーブの投げ方を尋ねると、どうやら彼らは親指だけボールに入れず、中指と薬指だけボールに入れているようだ。

一度真似してみるも、ボールは曲がらずすぐにガーターへと滑り込んでいった。

次に友人のボールの持ち方やフォームを観察し真似してみることにした。
すると、まっすぐ投げたはずのボールは徐々に左へとカーブし始めた。「これはいけるのでは!?」と思ったその時、ボールはピンを目の前にして急カーブし反対側のガーターへと消えて行った。

まさかのボールの動きに驚いたが、初めてカーブを投げられたことが嬉しく、そこからはひたすらカーブを投げ続けた。まぁほとんどガーターだったのだが。

ちなみに、なぜか分からないが、1度だけ完璧なカーブを投げることができストライクを取ることができた。あの時の感覚を覚えられれば良かったのだが、そこからはまたガーター続きだったのでおそらくマグレだったのだろう。

結局、その日は今までで1番低いスコアを叩きだしてしまった。たぶんカーブにこだわらなければもう少しマシなスコアになったと思う。その上、3時間以上ボールを投げ続けた腕と深くかがみこんだ脚は筋肉痛を引き起こしていた。

だが、カーブが投げられるようになると楽しいもので、できるならこの感覚を忘れないうちにもう1度練習に行きたい。近い内に1人ボウリングで練習しに行く予定だ。