Part①はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part①
Part②はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part②
コンカフェに向かうため、自分達は夜の国際通りを歩き始めた。
時刻は既に深夜23時。国際通りと言えど閉まっている店が多くシャッター街のような様子だった。
しかし、雰囲気自体はむしろ賑やかでカオスな光景が広がっていた。
酔っ払ってフラつきながら歩いている人、ベンチで寝そべっている人を介抱している集団。
どこからか女性の断末魔のような奇声も聞こえた。
「これが深夜の国際通り…!」と固唾を飲んでいると、近くでスパーーーン!と何かを思いっきり叩いた音が聞こえた。
辺りを見回していると、酔っ払っている男性集団が何故かケツバットをして遊んでいた。
何かの罰ゲームか?と思ったが、ケツバットされた男性は「ありがとうございますッッ!!」とお礼までしている。もしやドMなのだろうか?
自分もたまに夜の国際通りを歩くことはあるが、深夜帯に歩くのは初めてなのでこの光景は新鮮だった。
国際通りを抜けると、次は「沖縄の歓楽街」と呼ばれる松山に突入した。
「眠らない街」と呼ばれる松山は飲み屋、キャバクラ、キャッチが多いと聞いたことがあり、今まで怖くて近づいたことが無かった。
大通りを歩いていると意外に閑散としていて
「あれ、意外と大丈夫?」と思って少し安心した…
のだが、少し大通りから逸れると、そこには高級そうなスーツに身を包んだ無数の男性が道行く男性に声をかけていた。
「これがキャッチ…!」
なるべく存在感を消そうとしていたが、やはり相手はプロ。
「お兄さん!飲み屋探してますか!?」
「お兄さん!安くしときますよ!」
「お兄さん!イッパツどうですか!?」
「お兄さん!スロットもありますよ!」
おそらく、10回以上はキャッチに遭った。
ヒェ〜〜〜〜〜と怖がりながら
「あっ…だ、大丈夫ですw」と愛想笑いしながら切り抜けることしかできなかった。
Arueさんは「大丈夫です」とスマートにキャッチを躱していたので、もはや尊敬の念すら感じる。
というか自分はArueさんの後ろをおっかなびっくりしながらついて行くだけだった。
キャッチに怯えながら年下の子の後ろを歩くワイは一体…
キャッチの集団を抜けると、緊張から解放されたからか、一気に脚に負担が来た。
あれが深夜の松山…!陰キャが挑むにはレベルが高すぎる…!1人で行っていたら確実に死んでいただろう。
さて、国際通りと松山を抜け、ついにコンカフェの前にやってきた。今回来たコンカフェは「隣人部」という店だ。
そこはガールズバーや飲み屋が入っている雑居ビルで、そこの最上階にあるらしい。
エレベーターで最上階まで上がると、まるでマンションの一室のような店構えに驚いた。
緊張で心臓をバクバクさせながら、自分はコンカフェ入口のドアを開けた。Part④に続く…
Part②はコチラ→オタクがコンカフェに行って来た話 Part②
コンカフェに向かうため、自分達は夜の国際通りを歩き始めた。
時刻は既に深夜23時。国際通りと言えど閉まっている店が多くシャッター街のような様子だった。
しかし、雰囲気自体はむしろ賑やかでカオスな光景が広がっていた。
酔っ払ってフラつきながら歩いている人、ベンチで寝そべっている人を介抱している集団。
どこからか女性の断末魔のような奇声も聞こえた。
「これが深夜の国際通り…!」と固唾を飲んでいると、近くでスパーーーン!と何かを思いっきり叩いた音が聞こえた。
辺りを見回していると、酔っ払っている男性集団が何故かケツバットをして遊んでいた。
何かの罰ゲームか?と思ったが、ケツバットされた男性は「ありがとうございますッッ!!」とお礼までしている。もしやドMなのだろうか?
自分もたまに夜の国際通りを歩くことはあるが、深夜帯に歩くのは初めてなのでこの光景は新鮮だった。
国際通りを抜けると、次は「沖縄の歓楽街」と呼ばれる松山に突入した。
「眠らない街」と呼ばれる松山は飲み屋、キャバクラ、キャッチが多いと聞いたことがあり、今まで怖くて近づいたことが無かった。
大通りを歩いていると意外に閑散としていて
「あれ、意外と大丈夫?」と思って少し安心した…
のだが、少し大通りから逸れると、そこには高級そうなスーツに身を包んだ無数の男性が道行く男性に声をかけていた。
「これがキャッチ…!」
なるべく存在感を消そうとしていたが、やはり相手はプロ。
「お兄さん!飲み屋探してますか!?」
「お兄さん!安くしときますよ!」
「お兄さん!イッパツどうですか!?」
「お兄さん!スロットもありますよ!」
おそらく、10回以上はキャッチに遭った。
ヒェ〜〜〜〜〜と怖がりながら
「あっ…だ、大丈夫ですw」と愛想笑いしながら切り抜けることしかできなかった。
Arueさんは「大丈夫です」とスマートにキャッチを躱していたので、もはや尊敬の念すら感じる。
というか自分はArueさんの後ろをおっかなびっくりしながらついて行くだけだった。
キャッチに怯えながら年下の子の後ろを歩くワイは一体…
キャッチの集団を抜けると、緊張から解放されたからか、一気に脚に負担が来た。
あれが深夜の松山…!陰キャが挑むにはレベルが高すぎる…!1人で行っていたら確実に死んでいただろう。
さて、国際通りと松山を抜け、ついにコンカフェの前にやってきた。今回来たコンカフェは「隣人部」という店だ。
そこはガールズバーや飲み屋が入っている雑居ビルで、そこの最上階にあるらしい。
エレベーターで最上階まで上がると、まるでマンションの一室のような店構えに驚いた。
緊張で心臓をバクバクさせながら、自分はコンカフェ入口のドアを開けた。Part④に続く…
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