深夜の読書って、なかなか魅力的な気がする。

自分が本を読むのは基本ミスドやカフェとか外にいる時に読むことが多い。家で読むこともあるのだが、家の中ではあまり集中できないというか、他のことに気を取られて読み進められないのだ。

だが昨日の夜、なんだか無性に本が読みたくなった。時刻は夜11時、明日は休みなので夜更かししても問題無いだろう。風呂から上がり眠気を感じていたので、そのまま寝落ちするか1時間読んだ辺りで読み終わろうと思っていた。

読んだ本は綾辻行人氏の「十角館の殺人」だ。
最近読んでいる本で、内容的には半分ぐらい読み進めた。実のところ、本を読みたくなったというより続きが気になって仕方なかったのだ。

リクライニングチェアに腰を下ろし本を開いた。部屋の灯りを消し、机の灯りだけで本を読むのはなかなか雰囲気がある気がする。

本を読み始めてからしばらく経った頃、喉が渇いたので紅茶とお供になる板チョコを持って部屋に戻った。ふと時計を見ると、時刻は深夜1時を過ぎていた。

あまりにも時間が過ぎるのが早くて驚いたが、この時にはもうすっかり眠気は醒めており、このまま一気に読み終えてしまおうと思った。

そして、ついに本を読み終えた時には深夜3時だった。休日とは言え、明日の昼起きは確実である。だが、自分はゆっくりと本を読み終えた余韻に浸っていた。なんだか普段スマホを弄って夜更かしした時よりも罪悪感が無く妙な充実感がある。

深夜は家族全員寝静まっているから集中して読むのにはピッタリだ。休日前なら深夜に本を読むのも悪くないかもしれない。と思っていると読み終えたからか眠気が一気に襲ってきた。自分はそのまま椅子に座りながら眠りに落ちてしまった。