昨日、久しぶりに海に行ってきた。
うちには小さい妹がいるので、夏の間に1度は海に連れてっている。我が家の行事のようなものだ。

普段インドアな分、海に行くことはあまり気乗りはしなかったが行ってみると意外に楽しい。
ただ海に浸かったり、浮いているだけでもなかなか面白い。以前自分は泳げないと言っていたが、少し浅い所であれば仰向けに浮くことはできる。

しかし、その日は潮が満ちており、波も荒く何度も顔から波を被ってしまった。完全にリラックスしている状態だったので、モロに海水を飲んでしまった。

しょっぱいではあるが、なんだか今回行った海の海水は美味しい気がする。もしかして、海によって海水の味は変わるのだろうか?←

その後、遊泳区間の奥まで行けるかということで、しばらく海中を進んでいた。
背は高いので、たぶんギリギリ行けるだろうと思っていたが、半分ぐらい進んだ辺りで胸まで海に浸かっていた。

ちょっと危ないかもなと思って戻ろうとすると、急に波が来たのか、一瞬足が地面から浮いた。
なんとかつま先立ちはできたのだが、つま先なので全然戻れない。昔、川でおぼれた時の感覚を思い出す。

腹の底からぞわっとした恐怖を感じながら、焦って溺れないように砂浜に歩を進めた。
途中から徐々に足に砂の感覚が戻り、無事砂浜に戻ることができた。まさか23歳で溺れかける日が来るとは思わなかった。

砂浜に戻った辺りで時刻は昼を過ぎていた。自宅から弁当を持ってきており、当初は食欲を感じなかったが、意外に体力を使っていたのか、モリモリと食が進む。塩味の効いている卵焼きやおにぎりがやけに染み渡るのは汗をかいたからだろう。

その後は妹の面倒見を母に任せ、少し休憩することにした。
テントの中で浮き輪を枕にし仰向けになると、空が大きいことに驚いた。それもそうだろう。空を見上げる機会なんて、大人になると滅多にない。

瞳を閉じていると、強風の影響かテントや体が揺れているような気がした。
その時は気持ちいい風だなと思っていたが、後で沖縄近海で地震があると知った。時刻的に、自分が揺れを感じた時なので、もしかしたらあの心地いい感覚は地震だったのかもしれない。

ちなみに、海といえば日焼け対策が肝心だが、自分の場合日焼け止めを塗るのが面倒なので、ラッシュガード&スパッツという長袖長ズボン状態で挑んだ。

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肌の露出面を減らせば日焼けしないだろうと思ったのだが、帰る頃には顔と首辺りがガッツリ日焼けしていて痛かった。今日も日焼け部分に熱さまシートを貼って過ごしている。

帰宅してからは風呂で体を流し、その後は翌日の昼頃まで泥のように眠っていたし、ベッドの上で波に揺られているような感覚がしばらく残っていた。