皆さんこんばんわ!とむとむでござる~!
今日は、週刊少年ジャンプ連載中で話題のアニメ「呪術廻戦」の映画「呪術廻戦0」をついに観てきたので、その感想についてお話ししていきます!

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舞台は虎杖悠二や伏黒恵が高専に在学する前の高専。
物語の主人公は、乙骨優太。彼が高専に入学し、自身に取り憑いた幼馴染であり怨霊の祈本里香にかかった呪いを解くまでの物語になっています。

更に、本編では2年生の禪院真希、狗巻棘、パンダや彼らの担任である五条悟など、お馴染みのキャラクター達にも焦点が当てられています。

個人的に、当作の大きな見どころは「乙骨優太の成長」「バトルシーン」「五条と夏油」の3つ。それぞれ順番に解説していきます

ゴリゴリネタバレを含んでおりますので、未視聴の方は閲覧注意です!!



あらすじ

「約束だよ 里香と憂太は大人になったら結婚するの」 乙骨憂太は、幼馴染である祈本里香と将来を誓い合うが、交通事故により彼女を失ってしまう。

しかし、死後里香は怨霊と化し彼に取り憑き、乙骨に対し危害を加える者を傷つけるようになってしまった。

そして、里香の呪いを危険視した呪術界は、呪術規定に基づき乙骨の秘匿死刑を行おうとするが、最強の呪術師・五条悟の説得により呪術高専に迎え入れられる。 クラスメイトの禪院真希・狗巻棘・パンダと出会い、任務や交流を通し仲を深めていく乙骨は里香の解呪を決意する。

一方で、一般人を大量虐殺した最悪の呪詛師・夏油傑が彼らの前に現れる。

「来たる12月24日、我々は百鬼夜行を行う」

夏油は、呪術師だけの世界を創るため、非術師である一般人を殲滅すべく、京都・新宿に千の呪霊を放つと宣言するのだった。 さらに、その計画は乙骨に取り憑いている、祈本里香を奪おうとするものだった。

乙骨は夏油の計画を阻止できるのか。そして里香の解呪は果たせるのか…
呪術師と呪霊の総力戦が幕を開ける。

「呪い合え。全てを懸けて」

乙骨憂太

まず、本作の主人公である乙骨憂太について解説していきます。初めは気弱で、塞ぎこんでいる印象でしたが、高専に入学し、仲間と交流を重ねることによって、呪術師としても人間としても成長していくのが大きなポイント。

誰も傷つけたくないという思いから、自分の死を望むぐらい優しい子なんですよね…!冒頭のシーンも、いじめっ子を止めているのではなく、いじめっ子に報復しようとする里香を止めているんですよね…!

そのせいで自分に自信が無くて気弱な性格になってしまうんですが、真希や棘と任務をこなす内に徐々に自分に自信を持ち始めて、性格も前向きになっていくまでの過程が良き。 パンダと笑いながら猥談するシーンとか、個人的にツボ。

けど、その一方で友人を侮辱する夏油に毅然とした態度を取ったり、真希に危害を加えようとする里香を本気で怒って止めるという芯が通ってるところも好きなんすよねぇ…!

ちなみに、彼のストレス要因は「同級生に会えない」こと。どんだけ仲間好きやねん(尊死)

物語終盤、夏油との決戦で「みんなと一緒にいるために、お前を殺さなくちゃいけない」と、半ば自身のエゴのために動くんですよ。おそらく、高専に入る前の乙骨では、そんな事思わなかったはず。 彼の成長を感じられるのも本作の魅力だと感じています。

大迫力のバトルシーン

次にバトルシーンですが、これがまたヤバイ(語彙力) 元々、呪術のバトルシーンはスピード感戦闘時に流れるBGMのカッコイイ所が特徴だと思うんですが、それが遺憾なく発揮されていました。

夏油VS乙骨の、呪具を使った近接戦のスピード感と迫力はヤバすぎて、もはや瞬きができない状態でした。また乙骨が黒閃を決めるという熱いアニオリ展開。そして流れるカッコイイBGM…!

もう1つの見どころはやはり、五条VSミゲルですね。 ビルの上を動き回るアクションシーンは圧巻でした。もう既に皆さんお気づきかと思いますが、特級呪霊相手に無双している五条を、数十分足止めできるミゲルは相当ヤバいんですよ(迫真)

しかも、五条の格ゲーにありそうなコンボをくらってもピンピンしてる辺り、そのヤバさが窺えると思います。

あと、個人的に呪霊の不気味さを再認識することができました。実は、呪術を初めて見た時、その呪霊の不気味さからリタイアしようかな…と思っていたんですよね。

いつの間にか、呪霊に見慣れていたけど、スクリーンで見る呪霊の迫力は最初に見た時の感覚を思い出しました。特に呪霊のリカちゃんは、CV花澤さんなのにエフェクトかかった声が怖すぎて、序盤はビビリまくってましたね…

さらに、アニメで出演していた、京都校のメンバーや、お馴染みのナナミンなど、既存キャラが活躍するシーンも挟まれていたのが良かった。 以前、語られた「ナナミンは4連チャン黒閃を決めたことがある」の発言も当作でしっかり回収されていて、ナナミン推しの自分的にはめちゃくちゃアツい展開で鳥肌モノでした~!

五条と夏油

本作は、原作0巻+8・9巻(過去編)の内容が含まれています。 その大きな特徴としては、五条と夏油の過去が織り込まれているということ。

・夏油が離反し、殺害を躊躇う五条
・夏油と五条達の沖縄を訪れているシーンや、肩を並べて笑い合う描写。


原作を知っている人なら感動する内容だし、アニメ勢の人なら「なぜ夏油と五条は仲を違えたのか?」と、原作の続きが気になるように作られていると感じました。

さらに、「百鬼夜行」終結後の五条と夏油の会話がまたヤバイ。 なぜか自分は、五条が夏油と同じ視線に屈むシーンで泣いてしまいました。 あの瞬間、一瞬だけだけど敵同士だった2人がかつての親友に戻れた時なんですよね。五条が最後に言ったセリフも、原作同様に明言されてないのも良かった。

お互い敵同士だったけど、その間には確かな友情があって、これも1つの「純愛」なのでは?と思うほどの内容でした。

エンドロール後の考察

エンドロール後のオマケ映像として、その後の乙骨の姿が少しだけ描かれていました。 ミゲルと共にアフリカ(?)にいて食事をするシーン。その際に五条が現れるところで本作は幕を閉じます。

おそらく時系列的に、この五条と乙骨の再会は「京都校姉妹交流戦」の後なのでは?と考察しています。ただ、このシーン少し気になるのが原作の描かれ方と少し違っていることなんですよね。 このワンシーンが交流戦前なのか、それとも、それ以前がその後にも五条は乙骨に会いに行ったのか、謎が残る終わり方になりました。

ちなみに、なぜ乙骨がミゲルと一緒にいるのかと言うと「百鬼夜行終了後、五条に見つかり乙骨の面倒見を押し付けられた」のだとか。 ミゲルが「五条は本当にいないよな?」と確認したり、会った時に焦る辺り、相当彼のことがトラウマになってるのがツボでしたww

まとめ

以上が「呪術廻戦0」の感想になります。本作を見るまで「単行本1冊分だけで映画化とか尺足りなくない?」と心配していましたが、杞憂に終わりました。 更には、単行本だとあっさりしていたのを、ここまで大迫力でボリューミーな作品だと思っておらず良い意味で予想を裏切られました~!

やっぱり映画館で面白い作品引いた時の感動はデカいですね。自分も、時間とお金があればもう一度観に行きたいな~と思っています。それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!