皆さんは心霊体験をしたことがあるだろうか?

世の中には霊感のある人とない人がいる。

自分もビビリではあるものの、霊感はないので、今まで幽霊を見たことはない。

だが、昨日『墓地を見おろす家』の記事を書いている最中に自分が今まで生きてきた中で1度だけ心霊体験を経験したことがあることを思い出した。

今日はその時の体験について、もう少し詳しく語りたいと思う。

自分が小学生の時に住んでいたアパートだが、建物の向かい側に墓があった。

最初こそ不気味だったものの、数年住んでくると慣れるもの。
小学生になると全く気にしなくなっていた。

そのアパートには、同年代の子供が多く、込み入った場所にある家だから車通りが少なく、子どもが遊ぶには絶好の場所だった。

なので、アパート内だけでなく、近所から遊びに来る子がいるなど、けっこう賑わっていた覚えがある。

さらに、親達もけっこう緩かったので、アパート内の友人同士、夕飯を食べたらまた集まって夜9時頃まで遊ぶことも多々あった。

今思うとけっこうな悪ガキである。

ある日、いつも通り夕飯を食べ終えて再集合した自分達は、適当な所に座りお喋りをしていた。

その時、自分はふと建物の向かいにある墓を見上げた。

見上げた。というのは、その墓の位置が坂道の上にあったからである。

そうすると、墓の坂道の辺りで髪の長い女性が佇んでいた。

リングの貞子のような前髪が長く顔が見えないような姿だったと思う。

その「The 幽霊」と言わんばかりの姿に、流石に自分は見間違いだろうと思い、視線を逸らし、お喋りを続けた。

さらに数分経った頃、見間違いということを確認したかった自分は、もう一度その場所に視線を移した。

まだいる…

何度見返しても、最初にいた位置から動いていない。

「これは幽霊だ…」と内心めちゃくちゃビビっていたが、何か叫んだりして幽霊にバレたらどうしようと思い、なるべく気づいていないようなフリをした。

その後、友人達にアパートの陰に移動しようと半ば強引に提案し、すぐに家に逃げ込めるような場所へ移動した。

移動した時、友人達に「あの墓に変な人がいるような気がして…」と訳を話すと、「やっぱりいるよね…」と友人達も同じ反応だった。

どうやら自分と友人達は同じ女性が見えているようだった。

今思うと絶対怖いのに、パニックになったり泣き出したりしなかったのは、不思議である。

自分は家にいる親を呼び出し、親が見守っている中で各自それぞれの部屋へ解散した。

親が念のためということで塩をかけてくれたような気がする。

その出来事以来、夜に帰る時、その墓が近くになると半ば走り気味に過ぎるようになった。

これが自分の人生で1度だけ起きた心霊体験である。

特にオチは無いが、この記事を書いている最中、いつもより肩が凝ったような気がする。

もしかしたらこれが”霊障”というやつだろうか。